今回はワインにあまり詳しくない方のためにワインの名前のお話を。
ワインの名前ってカタカナだらけで長いので分かりにくいですよね。
例えば前回紹介した
『ドメーヌ・カーブ・プルゾー トゥーレーヌ・ソーヴィニヨン ボンヌリエール』
長いですね〜。
でもちゃんとそれぞれに意味があるんです。
まずはじめの(ドメーヌ・カーブ・プルゾー)なんですが、
これは、このワインの生産者の事なんですね。
カーブ・プルゾーという所が造ってます、って事になります。
言いかえれば(カーブ・プルゾー社)みたいな。
ボルドー地方などではこのドメーヌのところがシャトーになったりします。
(シャトー・カーブ・プルゾー)みたいな感じですかね。
ここがそのまま人の名前の場合と会社名的な場合とありますが、
カーブ・プルゾーの場合は当主がマルク・プルゾーさんなので人名ではないですね。
それから次の(トゥーレーヌ)。これは単純に場所を指しています。
フランスのわりと北西の方にロワール地方というのがありまして、
ロワール地方もいくつかの地区に分かれるんですけど
その中の一つにトゥーレーヌ地区という所があって、
そこで造ってますよという事です。
それから(ソーヴィニヨン)これは葡萄の品種です。
ソーヴィニヨン・ブランという白ブドウから造られてるんですね。
そして(ボンヌリエール)実のところここが
このワインだけのいわゆる名前になります。
本当はLes Devants DE LA BONNELIEREという名前です。
素敵な名前があるのに、その前の説明の方で味とか色々想像できるので
ついついそっちを重視してしまいがちなんですね。
法則がわかってくると、
レストランなどでワインリストを見た時にも
ほう、こういう地区のこういうワインなんだな、
とか選ぶ時の参考になりますよ。
ちょっとワインの名前がわかりやすくなって、
もっとワインが身近になったら嬉しいんですけど。
それではまた。